「薩長土肥」の“肥前”である佐賀は、実は明治維新の鍵を握っていた。そんな佐賀の歴史を知り、佐賀の文化、アート、食を楽しむ10カ月。(肥前さが 幕末維新博覧会 web page)
2018年3月17日~2019年1月14日の間、「肥前さが 幕末維新博覧会」が佐賀県各地で開催されています。博覧会を機に街のあちこちに置かれた肥前ゆかりの人々のモニュメントを訪ねながら、フォトジェニックな佐賀を散策しました。
日本の工学・化学分野の先駆者、志田林三郎と黒田チカ (上)。森永製菓創業者の森永太一郎と江崎グリコ創業者の江崎利一(下)、二人ともキャラメルの箱を持っています。
佐賀には長崎街道が通っています。鎖国されていた江戸時代、長崎の出島に荷揚げされた砂糖が佐賀・小倉を通って京都・大坂・江戸へと運ばれ、長崎街道沿いには南蛮伝来の菓子と土地の風土が織りなす新しい砂糖菓子の文化が開花しました。そのため長崎街道は砂糖の道とも呼ばれており、この地域に店を出す様々な菓子店は、菓子作りの技術と味を今に伝えます。