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長崎本線旧線を走り始めたディーゼルハイブリッド

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2022.11.06 線路端 長崎 長崎本線旧線 YC1 大草 東園


△ バナーは穏やかな大村湾に沿って快走する長崎本線 5129D 長崎行、YC1-201+YC1-201(後追い)、東園-大草。[2021.10、長崎県諫早市多良見町]

△ 長崎本線 5129D 長崎行、YC1-201、東園駅。[2021.10、長崎県諫早市多良見町]

先頭車両の前面は黒く塗られ、縁に沿ってLEDが配置された独特な顔をしています。


長崎本線旧線を走り始めたディーゼルハイブリッド


翌日は、ディーゼルハイブリッド車が走り始めた長崎本線の旧線を訪ねました。 長崎本線の旧線(喜々津-長与経由-浦上間)は、諫早から大村湾に沿った海岸地帯を進み、ミカン山が広がる低い山地を抜けて長崎に至る非電化路線です。 長崎本線が早岐経由で長崎まで開通した時から使われている路線で、長崎トンネル経由の新線が完成した後も普通列車が運転されています。 昔は優等列車も通った旧線は、スケールの大きい景色が魅力の路線です。

旧線の普通列車は、長崎から諫早までの区間と、非電化の大村線に直通する運用があり、2021年7月からは新型の気動車"YC1系"が使用されています。YC1系は、車両に積んだディーゼル発電機の電気でモーターを回して走るディーゼルエレクトリック形式の気動車に、発電機からの電力の一部や回生電力を貯める蓄電池を搭載した、シリーズハイブリッド車両です。発車時から時速30〜40km/hまでは蓄電池からの電気で加速し、それを超えるとディーゼルエンジンが起動します。駅停車中はアイドリングを停止するなど、きめ細かい制御により、キハ66・67系と比較して約20%の燃料消費量減を実現しています。


△ 長崎本線 5129D 長崎行、YC1-201+YC1-201(後追い)、東園-大草。[2021.10、長崎県諫早市多良見町]

大村湾と内陸側の小さな潟湖を区切るコンクリート製の築堤を行く長崎行の列車です。


△ 長崎本線 228D 竹松行、YC1系、大草ー東園。[2021.10、長崎県諫早市多良見町]

大村線の竹松に直通する列車です。


△ 長崎本線(旧線) 231D 長崎行、YC1-210+YC1-1210、大草駅。[2021.10、長崎県諫早市多良見町]

△ 長崎本線(旧線) 231D 長崎行、 YC1-210 + YC1-1210(後追い)、大草駅。[2021.10、長崎県諫早市多良見町]

これからミカン山の縁に沿うように標高を上げ、本川内駅に向かいます。


△ 長崎本線(旧線) 232D 竹松行、YC1-1210+YC1-210、本川内-大草。[2021.10、長崎県諫早市多良見町]

大きな築堤の横を登っていくと、「千々和ミゲルの墓と思われる石碑」がありました。 千々和ミゲルは、天正年間にローマに派遣された天正遣欧使節の一人です。