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第8回根利森林鉄道まつり

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2017.08.05 線路端 群馬 根利 森林鉄道 BALDWIN WHITCOMB


△ 木曽森林鉄道大形B型客車(上松運輸機工課製B型15号)。 [2017.06、群馬県沼田市利根町]


第8回根利森林鉄道まつり

群馬・栃木を巡る鉄旅 ... 7回目は、群馬県利根郡根利の林業機械化センターで開催された、第8回根利森林鉄道まつりの様子です。

2016年秋に修復が完成した木曽森林鉄道大形B型客車の展示が、今回の森林鉄道まつりの目玉の一つです。ポスターでは、ホイットカム社製ガソリン機関車が牽引する姿を見られるかもと期待されましたが、残念ながらホイットカムの調子が今ひとつで実現しませんでした。

このほか、ボールドウィン製蒸気機関車、協三工業製ディーゼル機関車や運材台車など車両の展示、車両の復元の様子やよみがえれボールドウィン実行委員会の日ごろの活動(根利の森林鉄道調査など)の紹介、さらに、林業機械の展示などがあり、充実した訪問になりました。



△ ホイットカムのエンジン始動の案内があり、ホイットカムを囲む参加者。 [2017.06、群馬県沼田市利根町]



△ ホイットカム社製7号機 4t ガソリン機関車。 [2017.06、群馬県沼田市利根町]

この後エンジンを始動すると、バックファイアのものすごい音とともにホイットカムのエンジンが廻り始め、余りの迫力にしばし見とれていました。



△ ボールドウィン製3号機、10t B1タンク式蒸気機関車。 [2017.06、群馬県沼田市利根町]

△ きれいに塗装されたボールドウィン。 [2017.06、群馬県沼田市利根町]

最後に、よみがえれボールドウィン実行委員会の活動を、第8回根利森林鉄道まつりポスターより紹介します。

2006年にボールドウィン製蒸気機関車の塗装修復したのをはじめに、2007年に協三工業製ディーゼル機関車、2008年にホイットカム製ガソリン機関車、翌2009年はホイットカムの分解整備と運材台車の修復。 ホイットカムは分解整備の結果、46年ぶりに息を吹き返しました。2010年より木曽B型客車を解体、2016年に修復完成。さらに展示用常設線路の敷設も進めています。 修復と平行して行っていた根利森林鉄道調査と、根利森林鉄道OBの方々等の協力を得て翌2012年、沼田営林署根利森林鉄道調査報告書「山の幸を運んで」を発行しました。 偉大なる近代化産業遺産を後世に残すために、車両たちの維持管理、復元とともに、軌道調査も進めているとのことです。