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上毛電鉄大胡駅と電車庫

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2017.08.03 線路端 群馬 上毛電鉄 大胡電車庫 デハ101 デキ3021


△ 大胡駅の駅舎。 [2017.06、群馬県前橋市]


上毛電鉄大胡駅と電車庫

上毛電鉄の車両基地がある大胡(おおご)駅を訪ねました。

大胡駅や大胡列車区と周辺には、国の登録有形文化財があります。1928年(昭和3年)の開業当時に建築された大胡電車庫、大胡駅舎、変電所などがそれで、登録は2007年です。

電車庫のある大胡列車区は13:00~15:00までの間に見学が可能で、電車庫だけでなくデハ101、デハ104(電車)、デキ3021(電気機関車)などの貴重な車両を見学することが出来ます。 残念ながら今回は見学時間を過ぎていたので、外からの撮影になりました。



△ 大胡列車区にある電車庫 (大胡駅ホームから撮影)。 [2017.06、群馬県前橋市]

トラス構造を採用した木造板張りの電車庫は、上毛電鉄開業当時からの希少な建造物の一つで、今でも電車庫として利用されています。



△ 大胡列車区にて。デキ3021とデハ101。[2017.06、群馬県前橋市]

デキ3021は、東京横浜電鉄(東急東横線の前身)が貨物列車用に発注した凸型電気機関車で、1929年(昭和4年)に川崎車輛製で製造後、東急東横線の電気機関車として活躍しました。貨物列車の廃止後は、工場の入れ替え用として使用されてきましたが、車籍除去後の2009年に動態保存を目的に上毛電気鉄道へ譲渡された車両です。なお、上毛電鉄では車籍を有しないため本線の走行は出来ませんが、車庫線内の運転はあるようです。

デハ101は上毛電鉄開業当時からの車両で、1928年(昭和3年)川崎車輌(神戸)製。現在でもイベント等で使用される現役の吊り掛け駆動電車です。この電車に搭載された歴史を感じさせる設備・機器は興味深いですが、今回は外から眺めただけなので、続きを書くのはいつか列車区を見学できた時に譲りたいと思います。興味のある方は、webページを検索してください。



△ 帰り際にもう一度大胡列車区にある電車庫 を望む(大胡駅ホームから撮影)。[2017.06、群馬県前橋市]

見学ができなかったこともあり、後ろ髪をひかれつつ大胡駅を後に、中央前橋駅に向かいました。有形文化財に登録されているのは、大胡駅駅舎、電車庫、変電所、変電鉄塔、避雷鉄塔、中継鉄塔、引留鉄塔の7つの建築物・建造物です。また時間を作って、ゆっくり訪ねたいと思います。