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朝の大鰐駅にて

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2014.02.23 線路端 青森 弘南鉄道 大鰐 ED221 キ105


 早朝の大鰐駅で発車を待つ、弘南鉄道デハ7000形です。

 「あけぼの」の撮影地に大鰐温泉付近を選んだのには、もう一つ理由がありました。下りの「あけぼの」車窓から見た弘南鉄道の電気機関車とラッセル車が印象的だったので、「あけぼの」の撮影を優先した上で余裕があったら訪ねてみたいと思ったからです。
 大鰐温泉駅は奥羽本線の駅ですが、隣接して弘南鉄道大鰐線の大鰐駅があり跨線橋で結ばれています。

弘南鉄道、朝の大鰐駅にて

△ 弘南鉄道ED221電機機関車とキ105除雪車 (大鰐駅にて) (2014.02)

 電気機関車と除雪車は、弘南鉄道大鰐駅の弘前寄りにある引き上げ線に止まっていました。
 この凸型電気機関車は、1926年にボールドウィン(機械部分)/ウェスティングハウス(電気部分)で製造され、信濃鉄道(現大糸線松本-信濃大町間)1形電気機関車としてアメリカから輸入されました。国有化にともなって鉄道省へ編入され ED22 1 となり、大糸線や飯田線で使用された後、1948年に廃車となり西武鉄道に譲渡されて1形 1となりました。さらに、1950年には近江鉄道に譲渡され ED22 1 と国有化当時の番号に再改番、1960年に一畑電気鉄道に譲渡、1974年に貨物営業廃止にともなって弘南鉄道に譲渡され現在に至ります。

△ 精悍なキ105ラッセル除雪車の運転席 (2014.02)

 一方、キ105は 国鉄時代に製造された単線用のラッセル除雪車です。国鉄時代の番号はキ157で、1975年に弘南鉄道に譲渡されました。ED22 1や キ105 はこのような経過をたどって弘南鉄道にやってきた古い車両ですが、現在でも除雪用に使われています。


△ 木造のしっかりとした骨組みが印象的な弘南鉄道のホームと、停車中のデハ7039、中央弘前行 (2014.02)

 弘南鉄道大鰐線では、1988年に東急から譲渡されたデハ7000形(2両編成4本)が活躍しています。車両番号は東急時代と同じで、7031-7032、7033-7034、7037-7038、7039-7040で、これにより大鰐線の車両が一斉に更新されました。


△ 下り特急「つがる1号」青森行、大鰐温泉駅にて (2014.02)

 秋田-青森間を結ぶ特急「つがる」は、JR東日本のE751系電車で運転されています。E751系は、東北新幹線からの連絡輸送用(485系電車の置き換え)用として1999年~2000年に6両編成3本が製造されました。2000年3月に盛岡-青森間の特急「スーパーはつかり」としてデビューし、2002年12月(東北新幹線盛岡-八戸間開業)以降は、特急「つがる」として八戸-青森・弘前間にも使用されました。2010年12月の東北新幹線八戸-新青森延伸以降、特急「つがる」は青森-秋田間の運転となりましたが、この時は別の形式の車両が使われたため、E751系はいったん運用を離れました。その後4両編成に短縮され、2011年4月から再び特急「つがる」として活躍しています。