サケリンは村上市の名産品「鮭」と「酒」をモチーフにした、「鮭・酒・人情(なさけ)のまち」村上市を代表する観光キャラクターです。
サケリンの隣にあるのは、日本海と稲穂をモチーフに新塗装で運行を始めたE653系いなほ号のボードです。
村上市は新潟県の北端にあり、北と東は山形県に接します。新潟から特急「いなほ」で45分ほどのところにあります。
詳細は村上市のwebページを見ていただくことにして、ここではキャラクターでも取り上げられている鮭と酒をごくごく簡単に紹介します。
江戸時代にはすでに鮭が村上藩の主要な財源となっていました。江戸後期に藩の下級武士だった青砥武平次(あおとぶへいじ)が、鮭が生まれた川に戻ってくることを世界で初めて発見します。その性質を生かして鮭の産卵を助けるため、三面川(みおもてがわ)に産卵に適した分流「種川」を設けて鮭の回帰を促しました(種川の制)。これによって鮭の漁獲量が飛躍的に増え、村上は鮭の街として全国に知られるようになりました。
村上には100種類を超える鮭の料理法があると聞きます。その代表が塩を引いた鮭を寒風にさらして作る塩引き鮭で、日本酒との相性は抜群です。